1. はじめに：お風呂場のカビに悩んでいませんか？

「せっかく掃除したのに、またカビが生えてる……」
「毎週掃除しているのに、黒いカビやピンク汚れが繰り返し発生して困る！」

そんなお風呂のカビ問題に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実は、普段何気なくやっている行動の中に、カビを発生させやすくしてしまうNG習慣が潜んでいるんです。お掃除のスペシャリストとして、今回はお風呂のカビが増える原因となるNG行為と、正しいカビ予防法をわかりやすく解説します。

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2. カビが発生しやすいお風呂場の特徴とは？

お風呂場は、湿気や温度、栄養分（水垢、石鹸カス）が揃っているため、カビにとっては絶好の繁殖環境です。とくに黒カビ（クラドスポリウム）は、湿度が70％以上、温度20℃～30℃で爆発的に繁殖すると言われています。

つまり、どんなに掃除をしていても、使い方や日々の習慣によってはすぐにカビが再発してしまうのです。

お風呂場でよく見かける風呂イス、風呂おけ、シャンプーボトルなどを、床に置いたままにしていませんか？　実は、これがカビ発生の原因になります。
理由は、床と接地した部分に水分が残り、湿気がたまりやすくなるからです。いくら浴室乾燥機を回しても、物の下に湿気がこもればカビは防げません。

対策

これだけでも、お風呂場の湿気リスクは格段に減ります。

お風呂場の湿気を逃がそうと、入浴後すぐにドアを全開にしていませんか？
実はこれ、逆効果になることがあります。お風呂場の熱気と湿気が脱衣所まで流れ込み、結果として脱衣所やその周辺までカビの温床になってしまうのです。

対策

お風呂場の湿気を効率的に排出しつつ、他の部屋への湿気の拡散を防ぎましょう。

風呂ふたを閉めっぱなしにしていると、内側に残った水分がカビの温床になります。特に巻き取り式のふたは溝に水がたまりやすく、乾きにくい部分からカビが繁殖します。

対策

こうしたひと手間が、カビ予防に大きな差を生みます。

カビの発生を防ぐためには、普段の掃除と同じくらい“乾燥”が大切です。お風呂掃除のプロがおすすめするポイントを紹介します。

壁や床、風呂ふた、ドアパッキンなど、カビが好む水分をなるべく残さないようにしましょう。スクイジー（ワイパー）で水気を切るのも効果的です。

浴室乾燥機があれば、入浴後に30分程度稼働させるだけで湿気を大幅に減らせます。換気扇がない場合は、窓を開けて外気を取り入れましょう。

浴室用のカビ取り剤を使って、排水溝やパッキンのカビを除去します。特にゴムパッキンは要注意です。

お風呂のカビ対策は、掃除だけでなく「普段の習慣」がとても大切です。

✅ 物を床に置かない
✅ ドアを開けっぱなしにしない
✅ 風呂ふたを閉めっぱなしにしない

この3つのNG習慣をやめるだけでも、カビがグンと減ります。あとは乾燥・換気・掃除を組み合わせて、お風呂場をピカピカに保ちましょう。

ぜひ、今日から実践してみてくださいね！