はじめに
ナチュラル洗剤といえば、重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダなど、環境に優しく安全なイメージがありますよね。
私自身も日常の掃除に取り入れ、家中をピカピカに保っています。
しかし!
使い方を間違えると、汚れが落ちないだけでなく、素材を傷めたり、かえって汚れを広げてしまうこともあるのです。
この記事では、
「ナチュラル洗剤を使うなら絶対に知っておくべきNG行動」
を5つに絞って、わかりやすく解説します。
これからナチュラル掃除を始めたい方も、すでに実践中の方も、ぜひ保存版としてお役立てください!
↓【初心者向け】ナチュラル洗剤の基本!重曹・クエン酸・セスキの使い分け完全ガイド↓
【前提知識】ナチュラル洗剤ってどんなもの?

まずは簡単に「ナチュラル洗剤」についておさらいしましょう。
- 重曹(炭酸水素ナトリウム)
→ 弱アルカリ性。油汚れ、消臭、研磨に強い。 - クエン酸
→ 弱酸性。水垢、石鹸カス、アルカリ汚れに効果的。 - セスキ炭酸ソーダ
→ 重曹より少し強めのアルカリ性。油汚れや皮脂汚れ向き。
これらを正しく使い分けることで、家中をきれいに保つことができます。
ですが、間違った使い方をすると逆効果に…。
それでは本題、「やってはいけないNG掃除法5選」に入ります!
NG① クエン酸で大理石を掃除する
【やってはいけない理由】
大理石は「カルシウム」を含む素材。
酸性のクエン酸を使うと、化学反応で溶けたり、ツヤが失われることがあります。
【よくある失敗例】
・「洗面台の水垢にクエン酸スプレーをかけたら、表面がザラザラになった」
・「高級な玄関の大理石が白っぽくなってしまった」
【正しい対策】
→ 大理石や天然石には、中性洗剤または水拭き+乾拭きで対応しましょう。
✅ ポイント
クエン酸は「人工素材」(プラスチック、ステンレスなど)には効果抜群ですが、
天然素材には使わないと覚えておきましょう。
NG② 重曹をアルミ製品に使う
【やってはいけない理由】
アルミは重曹(アルカリ性)に弱く、黒ずんだり腐食したりするリスクがあります。
【よくある失敗例】
・「鍋の焦げ落としに重曹を使ったら、鍋の内側が真っ黒に!」
・「アルミサッシを重曹で拭いたら白い粉をふいた」
【正しい対策】
→ アルミには、中性洗剤+柔らかいスポンジが安心です。
✅ ポイント
重曹は「鉄・ステンレス・陶器」にはOK。
でも「アルミ・銅」にはNG!と覚えておきましょう。
NG③ 重曹スプレーを床にそのまま噴射する
【やってはいけない理由】
重曹スプレーを直接床に吹きかけると、白残りや床材の変色が起こることがあります。
【よくある失敗例】
・「フローリングが白っぽくまだらに残ってしまった」
・「畳がシミになった」
【正しい対策】
→ スプレーする前に、布にスプレーしてから拭き取るのが安全!
✅ ポイント
特に「無垢フローリング」や「天然素材の床」は要注意。
重曹は強すぎるため、テストしてから使いましょう。
NG④ クエン酸と重曹を混ぜたまま放置する
【やってはいけない理由】
クエン酸(酸)+重曹(アルカリ)を混ぜると中和反応が起きます。
泡が出て一見きれいになったように見えますが、放置すると汚れを固める原因にもなります。
【よくある失敗例】
・「排水口掃除に泡が出たまま放置して詰まった」
・「お風呂掃除で白いカスが固まった」
【正しい対策】
→ 混ぜたらすぐに流す or 拭き取る!
✅ ポイント
泡=きれいに落ちたではありません。
化学反応後は必ず洗い流すのが基本です。
NG⑤ セスキ炭酸ソーダを木製家具に使う
【やってはいけない理由】
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性が強め。
木製品に使うと、表面のワックスが剥がれたり、シミができたりします。
【よくある失敗例】
・「木のテーブルの色がまだらになった」
・「椅子のニスが剥げた」
【正しい対策】
→ 木製家具には、中性洗剤を薄めたもので軽く拭く程度にとどめる。
✅ ポイント
ナチュラル洗剤=どこでも使えるわけではありません!
素材に合った方法を選びましょう。
【まとめ】ナチュラル洗剤も万能ではない!
ナチュラル洗剤のNG使い方まとめ
- クエン酸 → 大理石にNG
- 重曹 → アルミにNG
- 重曹スプレー → 床に直接NG
- クエン酸+重曹 → 混ぜたらすぐ流す
- セスキ炭酸ソーダ → 木製家具にNG
正しく使えば、安全でエコで経済的なナチュラル洗剤。
でも、素材によっては大きなダメージを与えてしまうこともあります。
これからナチュラル掃除を始める方も、すでに実践している方も、ぜひこの【保存版】を参考にして、
失敗しないクリーンライフを楽しんでくださいね!
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